AIエンジニアで副業は可能?需要や案件獲得に必要なスキル、注意点を解説!

今や、私たちの生活から切り離せないほど浸透しているAI技術。今後ますますAIが用いられる分野は増え、多くの課題を解決に導くと考えられています。

しかし、需要に反してAIエンジニアの数は少なく、人材不足の問題を抱えているのが現状です。裏を返せばAIを使ったプログラム開発のスキルを身につけることによって、ITエンジニアとして希少価値の高い人材になれるといえるでしょう。

本記事では「AIエンジニアとして転職するのは不安だけど、副業から始めてみたい」というエンジニアに向けて、以下の内容を紹介します。

  • AIエンジニアの副業案件の需要
  • 副業案件の種類、具体例
  • 必要なスキル・知識
  • 副業案件の獲得方法

エンジニアとしてさらなるステップアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

AIエンジニアの副業案件の需要

社会的なニーズが高まるAI技術ですが、実際のところ日本の企業でのAI導入は2019年時点で4.2%とかなり低い数値となっています。アメリカや中国などと比べると、現時点では日本でのAIの活用は進んでいるとはいえず、より加速する必要があると考えられています。(参考:人工知能(AI)の導入や活用に必要なAI人材

では、AIエンジニアの需要は低いのか?といえばそうではありません。さまざまな分野や産業でAIが徐々に取り入れられているのは事実で、一般企業だけでなく自治体のDX化なども急速に推進されています。

そのため、AIシステムの開発から課題解決に繋がる企画立案、活用方法が考案できる人材は今後ますます必要とされるのは間違いないでしょう。事実、AI関連の副業案件は増えてきており、スキルさえ身につければ副業しやすいジャンルともいえます。

AIエンジニアは副業で稼げる?

AIエンジニアの副業案件はリモートで対応できるものも多く、副業で稼ぐことは可能です。専門性の高い知識やスキルが求められることから単価が高い傾向にあり、副業から始めて本業にスライドすることもできるでしょう。

AIエンジニアは「コードを書くだけ」のようなエンジニアとは異なり、ビジネスの課題解決が求められる職種です。そのため、課題を解決できるシステム開発の構想をはじめ、データ管理、データ分析とアドバイザー的な役割を担うケースもあります。

リモート案件が多いことから副業しやすいジャンルではありますが、未経験の場合はすぐに稼ぐのは難しいかもしれません。まずはバックエンドエンジニアとしてのスキルと実績を身につけ、その後ステップアップとしてAIエンジニアを目指すという流れが現実的です。

AIエンジニアの副業案件の種類

AIエンジニアの副業案件は、AIエンジニアの仕事内容に沿っていくつかの種類に分けられます。AIエンジニアの仕事は大きく「プログラム分野」と「アナリティクス分野」の2つに分けられ、さらに細かく分けると以下のような種類の案件が募集されています。

  • AI(機械学習)のシステム開発、プログラムの実装
  • AI(人工知能)モデル、システムの開発
  • データ解析・分析
  • 画像認識
  • 処理システム開発

AI開発におけるAIエンジニアの基本的な業務は、企業の課題解決となるシステムの開発・実装をおこない、テスト運用をおこなったあとは本運用〜保守という流れとなります。

また、開発したシステムから導き出された情報・蓄積されたデータを分析して改善に役立てたり、新たなニーズ発掘に応用したりするのもAIエンジニアの主な仕事内容です。

AIエンジニアの副業案件の例

ここでは、フリーランスエージェント『Bizlink』で掲載しているAIエンジニアの副業案件をいくつか紹介します。

言語内容報酬(月)
Python/Ruby自社サービスAIモジュールの開発のPM募集40〜60万円
PythonAI技術の研究・開発案件65〜75万円
Figma/SketchAIツール開発のUI/UXデザイナー募集〜50万円

副業となるとどうしても案件数は限られますが、フルリモートが可能な案件も多いです。平日の夜や土日を有効活用したいと考えている方は、ぜひ他の案件もチェックしてみてください。

AIエンジニア向けの副業案件に必要なスキル・知識

次に、AIエンジニアに必要なスキルや知識を紹介します。「副業だから」といって身につけるべきスキルが減るわけではありません。求められるスキルや知識は案件ごとに細かく異なりますが、基本的には本業として携わる案件と同じだと考えておきましょう。

PythonなどAI分野で使うプログラミング言語のスキル

AIシステムの開発には、「Python」のスキルと知識が欠かせません。Pythonは機械学習やディープラーニングに活用できるため広く使われており、現場によっては「R言語」や「C」、「C++」などのAI開発と相性のよいプログラミング言語も使われています。

機械学習(ディープラーニング)の知識

AIはさまざまな事柄を自動化し、ビジネスを効率化できることで注目を集めている技術です。重要なポイントは、コンピューター自体が学習することです。データを分析して機械が学習することで、過去のデータからルールやパターンを見つけて予測・判断できるようになります。

これらの学習プロセスの精度を高めるためにも、AIエンジニアには機械学習およびディープラーニングへの深い理解が求められます。

数学・統計に関する知識

AIエンジニアの業務では、数学や統計への理解が必要不可欠です。収集したデータを解析するためには統計学が用いられますし、機械学習には微分積分を使ってパラメータを最適化します。

AIエンジニアとして副業案件を獲得するなら以下の知識は必須といえますので、しっかり身につけておきましょう。

  • 微分積分
  • 線形代数
  • 確率
  • 統計

データベースに関する知識

データベースに関する知識がなければ、AIを使って効率的な運用ができません。AIシステムは「システムがあれば良い」というものではなく、ビッグデータから抽出した情報をAIに学習させることではじめて適切に機能します。

そのため、データベース管理システムの「MySQL」が扱えるスキルやデータベース言語の「SQL」のスキル・知識は、AIを効率的に活用するための重要な要素となります。

フレームワーク・ライブラリの知識

一般的なAIの案件では、フレームワークやライブラリを使って開発をおこなうことになります。そのため、フレームワーク・ライブラリが扱えるスキルも必須といえるほど、重要なポイントです。

機械学習における「機械学習ライブラリ」とは、モデル構築に必要な複数のプログラムをまとめたもので、ライブラリをまとめた枠組みや骨組みをフレームワークと呼びます。AI案件でよく使われるフレームワークは、以下のとおりです。

  • TensorFlow
  • Pytorch
  • NumPy

これらはAIの代表的なフレームワークのため、しっかりおさえておきましょう。

コミュニケーションスキル

AIエンジニアはチームで開発に取り組むことになります。そのため、他のエンジニアとスムーズに業務を進めるコミュニケーションスキルも欠かせません。

また、AIエンジニアにはコンサルティング案件も多くあるので、クライアントが求めるものを汲み取る力や、クライアントが気づいていない潜在的な課題を引き出すためにも、コミュニケーションスキルが必要となります。

AIエンジニアが副業案件を獲得する方法

AIエンジニアが副業案件を獲得する方法はいくつかあります。これまで「自分で案件を探したことがない」というエンジニアでも、以下の方法で案件を見つけることが可能です。

  • クラウドソーシングで探す
  • 知り合いに紹介してもらう
  • 副業案件を扱っているエージェントを利用する

クラウドソーシングは登録すると自由に案件探しができるため、副業のスタートとして使いやすいサービスといえます。ただし比較的単価が安いことと、案件ごとに20%程度の手数料が引かれるため、手取りが少なくなってしまう点に注意が必要です。

また、AIエンジニアを探しているクライアントを知っている人や、SNS経由で紹介が受けられるようであれば、クライアントと直接契約できる可能性が高いです。

もし知り合いやSNSでのつながりからの紹介が難しいようであれば、エージェントを利用するのがよいでしょう。エージェントによってAIの副業案件をどのくらい扱っているかは異なりますが、コンサルタントと相談しながら案件が探せるので、将来的にフリーランスを目指したいエンジニアにもおすすめです。

AIエンジニアが副業するときに気をつけるべきこと

AIエンジニアとして副業する場合は、いくつか気をつけておきたいことがあります。副業を始めた後でトラブルに直面すると、本業にも影響を及ぼしかねません。

思わぬトラブルを招かないためにも、以下の3つのポイントに気をつけましょう。

就業規則を確認する

まず重要なのが、就業規則の確認です。もし勤めている会社の規則が「副業禁止」であれば、副業することはできません。なかには「バレなければOK」と考えている人もいるかもしれませんが、住民税の金額が変わることで経理担当者が不思議に思い、バレる恐れがあります。

もし副業していることが会社にバレると、始末書の提出を求められるなど、何らかの処分を受ける可能性も……。場合によっては減給や降格などのケースもあり、副業をしたことでマイナスの方が大きくなることも考えられます。

最近では副業を解禁しているIT系の企業も多いので、トラブルを未然に防ぐためにもまず就業規則を確認してみましょう。

本業とのバランスをとる

副業を始めると、これまでよりも働く時間が長くなります。もちろん副業といっても、報酬を受け取る以上は立派な「仕事」なので、業務を全うすることや納期を守ることは当然です。

ただ、「収入を上げたい」「スキルを上げたい」という気持ちが強く、休みを取らずに副業してしまうと、いつか体調を崩してしまうかもしれません。本業とのバランスが取れる案件を探す、業務を詰め込みすぎないようにスケジュールを組むなど、自分自身の体調にも配慮しながら副業に取り組みましょう。

確定申告を忘れないようにする

会社員として勤めていると、副業で20万円以上稼ぐと確定申告しなければなりません。ただ、20万円という金額は「所得税」に対するもので「住民税」は20万円以下でも申告が必要というルールになっています。

AI関連の案件は20万円を超えることが多く、ほとんどの場合は確定申告をおこなうことになるでしょう。確定申告や住民税の申告を怠ると、ペナルティが科せられるおそれがあるので注意しましょう。

AIエンジニアが副業案件を探すなら『Bizlink』

今後も発展が注目されるAIエンジニアですが、これから「AI関連で副業を始めたい」と考えているのであれば、『Bizlink』を利用するのがおすすめです。Bizlinkはフリーランスエンジニア向けのエージェントで、週2日〜や、フルリモートなどの副業に最適な案件も多数扱っています。

AIや機械学習の案件をフルリモートで受注できれば、本業と平行してスキルアップできるでしょう。また、Bizlinkでは東京周辺の企業案件をメインで扱っていることや、独自システムで仲介マージンをおさえることによって、高単価を実現しています。

専任のコンサルタントとの面談で、スキルや希望条件に沿った案件の提案が受けられるので、「副業でしっかり稼ぎたい」というエンジニアや、フリーランスになる土台を築きたいエンジニアにもおすすめです。

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まとめ

AIはこれからますますニーズが高まると予想されているため、AIエンジニアの需要も必然的に高いと考えられます。身につけるべきスキルは高度かつ幅広くありますが、AIに携わるエンジニアになると市場価値を高められるようになります。

ただし、副業と本業を同時におこなうのは簡単なことではないのも事実です。本業とのバランスを考慮しつつ、「細く長く続ける」という意識をもっておくと良いでしょう。AI関連の副業案件を探したい方は、ぜひBizlinkをチェックしてみてください。

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