「フリーランスエンジニアはきつい……。」
このような声を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?もしくは、今フリーランスとして活動していて、「きつい」と感じている人もいるかもしれません。
会社員とは違う働き方になるフリーランスは、いざなってみるときつくてしんどいと感じる人がいるのも事実です。
そこで今回は、フリーランスエンジニアがきついと言われる理由や実態について紹介します。これからフリーランスを目指す人も、今きついと感じているエンジニアも、ぜひ参考にしてください。
Contents
フリーランスエンジニアがきついと言われる5つの理由

早速、フリーランスエンジニアがきついと言われる理由についてみていきましょう。
内容によっては、独立前に対処できることもあります。できることがあれば、すぐに取り入れてみてください。
収入が不安定になる
フリーランスになると、自分で案件を獲得しない限り収入を得ることはできません。独立したからといって案件が次々と舞い込んでくる訳ではありませんし、継続的に受注できなければ営業し続ける必要があります。
また、近年リモートワークの拡大や副業解禁によって、フリーランスエンジニアは増加傾向にあります。IT業界はエンジニア不足と言われていますが、その反面、従来型のITエンジニアは飽和傾向にあるという声も。AIやIoTなどの先端技術を勉強するなど、市場が求める人材になることが生き残る手段となります。
悪質なクライアントに当たる可能性がある
フリーランスエンジニアになると、さまざまなクライアントとやりとりすることになります。中には、「無理難題を言ってくる」「賃金未払い」「契約時と違う仕事を任される」などの悪質なクライアントがいることも否めません。
案件を獲得したら必ず契約書を交わし、のちのち問題が発生しないように十分注意しましょう。万が一、自分では手に負えないトラブルに巻き込まれたら、法テラスや弁護士事務所などを頼ることも想定しておく必要があります。
スキル・経験が不足していると仕事がない
フリーランスエンジニアは、会社に所属しているITエンジニアのようにクライアントから「育ててもらう」ということはありません。クライアントが求めているのは即戦力であり、プロジェクトを問題なく進められるスキルや経験値です。
そのため、当然ですがスキルや経験が不足しているITエンジニアは受注できる案件の確保が難しくなり、収入を得られなくなってしまいます。
年齢を重ねると案件受注が難しい傾向にあるから
基本的に、フリーランスエンジニアに年齢制限はありません。ただ、実際のところ外部人材の採用に関して年齢制限を設ける企業もあり、40代以上になると獲得できる案件の幅が狭まる可能性も。
その理由には、「新しい技術についてこられない」や「同じ能力でも単価が高くなる」「体力面に不安を感じる」などが挙げられます。長年フリーランスエンジニアとして働いていても、将来に不安をもつのであれば「きつい」と感じてしまうのも仕方ありません。
フリーランスエンジニアがきついと感じる人の特徴

「フリーランスになってよかった!」と思う人もいれば、「きつい……」と感じる人もいます。その違いとは一体どのようなものでしょうか?
ここでは、フリーランスエンジニアがきついと感じる人の特徴について紹介します。逆をいえば、これらに当てはまらない人はフリーランスエンジニアに向いていると考えられるでしょう。
自主的に動けない人
フリーランスエンジニアになると、営業をしたりクライアントとやりとりしたりと、自主的に動く必要があります。逆に主体性がない人や、与えられた業務だけをこなしたい人はフリーランスになるときついと感じてしまうでしょう。
自分自身で考えて動き、判断・決断することは、フリーランスに求められる大きな要素です。これは本業としてフリーランスになる人だけではなく、副業でフリーランスエンジニアを目指す人にも同じことが言えます。
安定を求める人
現在会社員エンジニアをしていて安定感に満足している人は、フリーランスエンジニアに不向きかもしれません。フリーランスエンジニアに安定はなく、案件が獲得できない場合や体調を崩した場合など、何らかの理由で案件が確保できなくなれば収入はゼロになります。
会社員であれば、会社の保険や有給などが使えてある程度守られています。しかしフリーランスには守ってくれる組織がないため、自分で全て管理していかなければなりません。フリーランス向けの保険に加入しておくと、いざというときに対処できるようになります。
向上心がない人
フリーランスエンジニアとして長く働き続けるには、常にスキルや知識をブラッシュアップしていかなければなりません。そのため現状に満足し、自分のスキルを磨こうという気持ちのない人は、フリーランスエンジニアになると案件獲得が難しくなり「きつい」と感じるでしょう。
また、企業によっては資格取得や、勉強のための書籍購入の費用を負担してくれることもあるでしょう。しかし、フリーランスエンジニアになるとすべて自己負担となります。「自分でお金を払ってまで勉強したくない」という人は、会社員エンジニアの方が向いているかもしれません。
フリーランスになる理由が憧れの人
なかには「フリーランス」という言葉の響きだけで、独立したいと考えている人もいるかもしれません。確かにフリーランスエンジニアは会社員エンジニアよりも自由度が高く、収入を伸ばすことも可能です。
しかし、フリーランスになれば誰でも成功するのか?といえばそうではありません。 フリーランスには、常に1人で業務をおこなうため孤独を感じやすいことや、どんな問題が起こっても自分で解決しなければならないなどの一面もあります。
なってみないとわからないことも多いと思いますが、良い面ばかりに憧れていると、のちのち後悔する可能性もゼロではありません。
フリーランスエンジニアの実態

いざフリーランスエンジニアになってみると、想定していたこととは違うことも起こり得ます。実際、フリーランスになると以下のような良い面・悪い面があります。
会社員エンジニアより年収を上げやすい
フリーランスエンジニアのもっとも大きな不安要素の収入ですが、スキルや実績があれば高単価案件が獲得できるようになるので、年収をあげることが容易になります。
会社員エンジニアの場合、年齢や役職に応じて少しずつしか給料は上がっていきません。しかし、フリーランスエンジニアは「案件の報酬=収入」となるため、案件の単価をあげれば自ずと年収アップも狙えるのです。
働く時間・場所・仕事内容が選べる
フリーランスになる大きなメリットと言えるのが、働く時間や場所、そして仕事内容を選べることでしょう。常駐案件でなければ、どこでいつ働いたとしても、納期に間に合えば問題ありません。
自分の好きな時間に好きな場所で作業をして、休みも自分の都合で決められるというのは、会社員ではあり得ないことです。また、どの案件を受注するのも自由なため、「自分の得意な案件しか受けない」ということも可能です。
自ら事務作業をしなければならない
フリーランスエンジニアになると、今まで会社がやってくれていた事務作業を自分でおこなうことになります。契約書の締結や請求書の発行、確定申告などを、通常の業務に加えて処理していく必要があります。
とくに確定申告は時期が決まっており、1年間の収入や経費をすべて計算していくためある程度の時間と労力を要します。
ローンが組めない可能性がある
フリーランスは基本的に「社会的信用」が低いとみなされます。そのため、住宅ローンを組む際は直近2年の平均所得が問われるなど、申し込み時の審査内容が給与所得者と異なる方法でおこなわれます。
とはいえ、フリーランスであっても条件がクリアできていればローンを組むことは可能ですし、クレジットカードを作ることもできます。大切なのは「支払いの遅延をしない」ことや、「貯金する」などの社会的信用を積み重ねることです。
フリーランスエンジニアになってきつい思いをしない方法

実際、フリーランスとして独立したての頃は、案件の確保が難しかったり、業務が思い通りに終わらなかったりと、きつい思いをすることもあるかもしれません。
しかし、せっかく自由な働き方を求めてフリーランスエンジニアになったのに、いつまでもきつい思いをしていては本末転倒です。
ここでは、フリーランスエンジニアになってきつい思いをしない方法として、以下の3つを紹介します。
スキル習得を心がける
フリーランスエンジニアにスキルが不可欠なことは前述のとおりですが、大切なことは常に学び続ける姿勢をもつことです。IT業界は常に進化し続けているため、それに合わせてエンジニア自身もスキルアップすることが大切です。
とくに今は最先端IT人材が不足していると言われており、AIやIoT、クラウドの知識やスキルはこれからも需要が高まると予想されます。技術者の少ない分野では、ITエンジニアとしての市場価値が高くなり、案件獲得に有利になったり高単価の案件が獲得できるようになるため、スキル習得も視野に入れておくと良いでしょう。
実務経験を積む
近年、プログラミングスクールや独学で言語を学び、そのままフリーランスエンジニアになろうと考えている人も多いようです。実務経験のないままフリーランスになることは不可能ではありませんが、難易度の高い方法と言えるでしょう。
というのも実務経験のないITエンジニアは、クライアントにとって「どの程度の実力があるのか」が判断しづらい傾向にあります。最低でも1年〜3年の実務経験を積み、スキルを向上させつつ実績を作りましょう。
フリーランスエージェントを活用する
「できるだけきつい思いをしたくない」という人は、フリーランスエージェントを活用しましょう。フリーランスエージェントは、登録しているフリーランサーとフリーランスを探しているクライアントとがマッチングできるサービスです。
一般的なフリーランスエージェントでは、キャリアアドバイザーとの面談でスキルや希望条件を伝えておくことで、条件にあう案件の紹介が受けられます。また、参画中の案件が終わる前に次の案件が探せたりと、収入への不安を軽減することができます。
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まとめ
本記事で紹介したように、フリーランスエンジニアがきついと言われる理由はさまざまです。フリーランスエンジニアとして独立して後悔しないためにも、事前に良い部分だけでなく悪い部分もしっかり把握しておきましょう。
案件獲得のための営業や条件交渉が不安な人や、継続的に収入を確保したい人は、フリーランスエージェントを活用してみましょう。Bizlinkは高単価案件を豊富に扱っているので、条件に合う案件を探してみてはいかがでしょうか。
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