PHPの代表的なフレームワークである「Laravel」。世界的にも人気の高いPHPフレームワークのため、規模の大きなWebアプリ開発など多くの開発現場で使用されています。
また、比較的学習しやすいことから、「Laravelエンジニアとして副業してみたい」と考えているエンジニアも多いのではないでしょうか。そこで今回は、Laravelの副業案件の例や単価目安、必要なスキル、案件の探し方を紹介します。
Laravelの副業を考えているエンジニアや、将来フリーランスを目指したいエンジニアはぜひ参考にしてください。
Contents
Laravelについて

Laravelは2011年に開発された比較的新しいフレームワークです。Webアプリ開発のフレームワークのなかでは後発となりますが、PHPのフレームワークのなかでダントツといっても過言ではないほど人気の高いフレームワークです。
2023年7月時点で定期的なバージョンアップによる機能の追加がおこなわれており、今後も継続して新バージョンがリリースされる予定となっています。
Laravelの副業は未経験でも可能?
Laravelはシンプルでコーディングしやすいうえに、開発を効率よくおこなうための機能が多数搭載されており、学習コストの低い言語として有名です。
しかし、まったくの未経験からLaravelの副業案件を獲得するのは、実際のところ難しいのが現状です。
未経験での案件獲得も不可能ではありませんが、単価が低くあまり複雑ではない案件からのチャレンジとなります。初心者の場合は、実践しつつ同時進行で学習を進めることも大切です。
経験値がないことで実装スピードが遅かったり、自己解決できない場面に出くわしたりと、思ったよりも時間がかかることもあるでしょう。そのため、「最初から効率よく稼ぎたい」という考え方ではストレスを感じてしまうかもしれません。
一方、Laravel以外の「CakePHP」や「Symfony」などのPHPフレームワークが既に使えるエンジニアであれば、Laravelの習得自体はそこまで難しくないと考えられます。
Laravelの実務経験がなくても、他のフレームワークを使った開発経験があれば、副業案件を獲得することは十分可能です。そのためLaravel未経験の方は、まずはLaravelの実務経験を問わない案件を探してみると良いでしょう。
Laravelに将来性はある?
Laravelは世界的に使われているフレームワークであり、さらにその人気は他のPHPフレームワークよりも圧倒的に高いです。
なぜならLaravelは、これまで使われてきたPHPフレームワークの良い部分を取り込んでいるため、バランスが良く使いやすいという大きな特徴があるからです。また、定期的に機能が追加されていることから、アクティブなフレームワークといえます。
世界的なシェアをもっていることからもすぐに廃れるということは考えにくく、Laravelを扱えるエンジニアの需要は今後も高い、つまり将来性は十分あると考えられるでしょう。
Laravelの副業案件例と単価目安

Laravelはさまざまな開発に使われるフレームワークのため、案件の内容も多岐に渡ります。週5などのフルタイムで参画する案件と比べると副業案件の数は少ない傾向にありますが、リモートorフルリモートが可能な案件も多いのが特徴です。
例えばフリーランスエンジニア向けのエージェント『Bizlink』では、以下のようなLaravelの副業案件を扱っています。(2023年7月4日時点)
- 【アーキテクト】不動産管理プラットフォームのアーキテクチャ構築案件:70万円〜80万円/月
- 【PHP/Ruby】自社受託ソフトウェア開発プロジェクトのシステムエンジニア:〜90万円/月
- 【PHP/Ruby】自社受託ソフトウェア開発プロジェクトのPM:〜140万円/月
内容や稼働日数によって単価はさまざまですが、高度なスキルがあれば高単価案件の獲得が可能になります。現状、すでに本業がフルリモートであれば時間を捻出しやすく、週3日程度の副業に取り組んでみるのもよいかもしれません。
上記のほかにもLaravelの副業案件にはコード修正やテスターなどの業務内容もあるため、経験年数が少ないエンジニアはこのような案件から始めると良いでしょう。
現在の生活のなかで「無駄な時間」と感じる部分を副業にあてると、無理なく副業時間を捻出できるはずです。『Bizlink』では、他にも多数のLaravelの案件を扱っているので、こちらからチェックしてみてください。
Laravelの案件獲得に必要なスキル・知識

ここからは、Laravelの副業案件を獲得するために必要なスキルや知識を紹介します。基本的に、副業・本業問わず求められるスキルや知識は同じと考えておいて間違いありません。
高単価な案件を受注するには、基本スキルの習得はもちろん、高度なスキルを身につけることも大切です。
PHPの知識
LaravelはPHPのフレームワークであるため、PHPの知識は必須です。コードの書き方やルールなど、PHPを使ったバックエンド開発のスキルが求められます。
データベースやネットワークの知識
Laravelの副業案件を獲得するには、データベースの知識も欠かせません。Laravelを使用した開発では、データベース言語として広く浸透しているSQLが使われることも多くあります。
SQLはブラウザ上でデータの作成・更新・検索・削除をするための言語ですが、扱うには専門的なスキルと知識が必要です。
「phpMyAdmin」のように、SQLで記述しなくてもブラウザ上でデータ管理できるソフトウェアを活用するケースもありますが、仕事としてLaravelの案件を探すのであれば、データベースとSQLは習得しなければならないスキル・知識と考えておくほうが良いです。
また、PHPの開発環境や、AWSなどネットワークの知識も身につけておきましょう。
複数のプログラミング言語
LaravelとPHPはセットで使われますが、これらのみですべてのWebアプリを開発できるわけではありません。そのため、案件で使われるPHP以外のプログラミング言語も習得しておきましょう。
JavaやRuby、JavaScriptなど、複数の言語を扱うことができれば、その分受注できる案件も増えます。幅広く案件に対応できるよう、関連するプログラミング言語のスキルを高めておくのがおすすめです。
上流工程の実務経験
市場価値を高め、高単価案件が獲得できるエンジニアになりたいのであれば、上流工程の実務経験は必須です。本業で企画や設計、マネジメントなどの上流工程に携わる機会があれば、ぜひチャレンジしてみましょう。
上流工程では「いちメンバー」としてではなく、さまざまな要素が求められます。そのため、エンジニアとして成長できる機会になることは間違いありません。
Laravelの案件には、リーダーやPMなどのマネジメント能力が求められるものも多くあります。企業のWebアプリ開発ではエンジニアやデザイナーでチームを組むことが多く、メンバーのまとめ役となる人が欠かせない存在となっています。
そのため、「多少高額な報酬を支払ってでもきて欲しい」と考える企業も多いのです。上流工程に携わるために身につけるべきスキルは多くありますが、マネジメントスキルがあれば、たとえ副業でも高単価の案件を獲得できるようになります。
最新バージョンのLaravelが扱える
Laravelは定期的にバージョンアップされているため、新しいバージョンに対応できることも大切なスキルとなります。
2011年のリリース以降、これまで多数のバージョンアップが実行されてきましたが、その都度変更や昨日の追加などがおこなわれており、Laravelを扱うエンジニアは開発したWebアプリを常に最新バージョンに対応させる必要があります。
古いバージョンで知識やスキルがストップしてしまうと参画できるプロジェクトも限られてしまうため、常に最新情報をキャッチアップすることを心がけましょう。
Laravelの副業案件を探す4つの方法

Laravelの副業案件を探す方法はさまざまですが、代表的な探し方には以下の4つの方法があります。
- クラウドソーシングに登録する
- エージェントに登録する
- 人脈に頼る
- SNSを使って営業する
クラウドソーシングには、企業が依頼したいLaravelの案件が多数登録されています。たとえば、Laravelを使った新規サイト開発やバグ修正対応などがあり、このような案件であれば経験の浅いエンジニアでも応募しやすいでしょう。
しかし、継続して安定的に案件を確保したいのであれば、フリーランスエージェントの活用がおすすめです。副業案件を扱っているフリーランスエージェントも多く、クラウドソーシングよりも単価が高い傾向にあります。
上記2つの方法以外であれば、本業などの人脈を頼ってプロジェクトもしくはクライアントを紹介してもらうこともできるでしょう。他にも、最近ではSNSを使った営業も多くみられます。
SNSで「#エンジニア募集」などのハッシュタグを検索したり、エンジニアとして有益な情報を発信したりしていると、声をかけてくれる企業の担当者がいるかもしれません。
どの方法と相性が良いかは人それぞれですが、「案件探しに時間をかけたくない」「営業するのが苦手」というエンジニアはエージェントを利用するとよいでしょう。
Laravelの副業案件に取り組む際の注意点

Laravelの副業案件に取り組むと、スキルアップしたりフリーランスとしての土台を構築できたりと、さまざまなメリットがあります。
しかし、副業はあくまでも本業ありきのため、間違った考え方で行動すると思わぬトラブルが生じてしまう可能性があります。Laravelの副業案件に取り組む際は、以下のポイントに注意しましょう。
ある程度の実務経験を積んでおく
いくら副業とはいえ、仕事には変わりありません。そのため、いざ業務に取り組んでから「やっぱりできません」と事態にならないようにしましょう。
Laravelは比較的習得しやすいフレームワークですが、他にも覚えるべきことはたくさんあります。そのため、まったく実務経験がない状態で案件を受注すると、「思っていた感じと違う」と思うこともあるかもしれません。
週5日の案件も週2日の案件も、クライアントからするとエンジニアに遂行してほしい業務に違いはないのです。このことを常に意識しておくことが大切です。
これまで企業でエンジニアとして働いたことがない場合は、一度就職して2〜3年の実務経験を積んでから副業案件を探すようにしましょう。
本業をおろそかにしない
当然ながら、副業を始めるとプライベートな時間は減ります。もともと時間が余っている人なら、副業にあてる時間の捻出はそこまで難しくないでしょう。
しかし、多くの人は忙しい毎日を送っているはずです。本業だけでも忙しい状態のエンジニアがさらに副業を始めれば、時間のゆとりがなくなるのは目に見えてわかることです。
睡眠時間を削ったり、本業の合間をぬって副業したりと、本業をおろそかにするような行動は避けるほうがよいです。副業を始めたあとも本業の品質を落とさないように気をつけましょう。
会社の就業規則を確認しておく
IT系の企業では、副業に対して柔軟な考え方をしている企業も多くあります。しかし、会社の就業規則によって副業が禁止されているケースも少なくないのが事実です。
そのため、副業案件を探す前に会社の就業規則を確認しておきましょう。万が一、規則で禁止されている場合は副業できませんので注意が必要です。
Laravelの副業案件を探すなら『Bizlink』
Laravelの副業案件を探しているエンジニアには、フリーランスエンジニアエージェントの『Bizlink』を活用するのがおすすめです。
BizlinkではLaravelの高単価な案件を豊富に扱っており、副業から始めてフリーランスとして独立するための土台作りにも最適です。
また、Laravel以外にもさまざまな言語や職種、稼働日数の募集案件を掲載しているため、時々案件をチェックしておくと希望に沿った案件に出会えるはずです。
登録は無料で、専任コンサルタントにスキルや希望条件を伝えると、マッチする案件の紹介が受けられます。単価交渉も代行してくれるので、ぜひ以下のリンクから登録して案件を探してみてください。
Bizlinkへの無料登録はこちらから
まとめ
LaravelはPHPのフレームワークとして世界的にシェア率が高いため、今後も一定の需要があると見込まれます。そのため、早くにLaravelの副業案件を始めることで将来的に有利になること間違いありません。
また、副業に取り組むことでスキルを高めつつ収入アップが目指せるなど、たくさんのメリットがあります。これからLaravelで副業したいと考えている人は、就業規則を確認したうえで、本業を圧迫しない程度に取り組んでみましょう。
フリーランスの皆様こんな悩みありませんか?
- 今後の自分のキャリアに悩んでいる
- 自分の市場での価値を上げてみたい
- 独立できるか正直不安だ…
こんなお悩みはBizlinkで解決しましょう!